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MOP30:居心地
- 2022/12/31
- ピアニストmisatoのコラム
年末。
家族や友人など、
普段より、少し深いつながりの人と共に過ごすことが多くなるシーズン。
そのせいか、何か特別な気持ちがふつふつと募る、毎日。
それはたぶん、
そこにある「居心地」に対してからくるものなのかと思うのです。
何かをすること。何か得ること。ではなく、
何もない、その「時空間」にこそ、
人は、生きていることを感じるのだと。
それが「居心地の良さ」とう、「幸せの時間」だと。
そして大切なのは、そのことに気付くこと。
“居心地の良さの価値”に。
明日、災害が起きたり、何か災難に巡り合ったりするかもしれない。
やわらかい命を握ったまま、守りもつけず、その寿命を歩く私たちだから、
より、その大切さに気づくことがとても、大切なこと。
日々にある、要素一つ一つを、形づくる材料となる。
そして、その居心地が、毎日を不幸せにするなら、
そっと、蓋をしてみて欲しい。
きっと、そこにたとえ一人きりでも、
新しい居心地の在り方が、静かに見えてくる。
居心地を辿って、重ねて、包んで。
今日も、日々の徒然を感じたい。