眼鏡越しの風景EP78-挑戦-
- 2022/9/10
- yukkoのお眼鏡
音楽仲間のボーカルくんに誘われ、この9月から5分間のYouTube番組に出演することになった。短い時間ながら内容盛りだくさんのなかなか面白い番組。
毎月第一週はどうでもいい事件ばかりを扱う「どうでも一課」所属、キラキラネームのイケてる警察官たちの姿を追った、オリジナル制作アニメ『ごろろん24時』
第二、四週は私も出演している、日常のクスっと笑える出来事を、先攻後攻に分かれ、最後にはどちらのエピソードが、ちょうどいいどうでも良さだったかを、番組委員長の独断で判定、「どうでもいい事件簿」に登録されるという内容のトークバラエティ『どうでも委員会』
第三、五週は、どうでもいいことをおもしろおかしく歌詞にして、無駄にカッコいい曲に乗せて歌い上げる、真面目にふざける歌番組『作って歌ぉ』
週替わりでバラエティに富んだ三部構成となっている。
7年前に音楽を始め、バンドのボーカル、ピアノやウクレレで弾き語りをしたり、歌を作り、ラジオに出演し、テレビドラマのエキストラもした。このエッセイを書き始め、はや3年が経とうとしている。そこから派生し、ラジオコーナーでエッセイの朗読に挑戦したり、時代の流行りに乗り、にわかYouTuberにもなった。写真好きが高じてアーティスト写真撮影の依頼を受け、なんちゃってカメラマンにもなった。音楽だけでなく自分が携わったすべてのことが、周りの方の手を借り、形になって残っていくことが、とてもうれしく、とても楽しい。
子供の頃は、空想好きで想像ばかりを膨らませ、あんなことも、こんなこともしたいと、いつも頭の中がいっぱいだった。アイデアや手札は持っていても、具現化する手立てを持ち合わせていなく、大人になるまでは独りごっこ遊びの域を出ることはなかった。
今、こんな形で子供の頃の夢が現実になる人生もあるのだと、たくさんのご褒美をもらったような気持ちだ。以前バンドで担当していた、インターネットラジオ番組で、曲のリクエストがたくさん来たら、私のオリジナル曲“僕を探している”をラジオ内で流してあげようということになり、心優しき友や、親切な周りの方の協力もあり、リクエストをたくさん頂き、番組内で流してもらえることとなった。
インターネットラジオという特性上、地域を特定せず、インターネットが繋がる環境であれば、世界中どこにいても聴くことができる。スイスに住む友人から「アルプスの大自然の空に“僕を探している”が響き渡っているよ~」と、家事をしながら聴いている普段着の彼女の姿が写真付きで送られてきた。「ついに、世界デビューしちゃった!?」と冗談を言い笑い合ったものだ。
去年から1年半続いた、インターネットラジオでのエッセイ朗読コーナーは、10月の放送で終了となるが、85歳になった会社の元上司は、毎月欠かさず皆勤賞で聞いておられ、放送が終わるとはなまるのスタンプと共に「今日もよかったですよ」と、メッセージが届く。持病の足が悪くなっており、数年前までよく来ていた私のライブにも来れなくなってしまい、残念がっていたが「9月からまた新しくYouTubeで面白いことを始めます」と連絡すると、「楽しみが増えました」と喜んでいた。
遠くで観に行けない、子育てが忙しくてお家を空けれない、高齢で出かけるのが難しいと諦めていた楽しみが、配信ライブやYouTube、インターネットラジオなどのコンテンツで楽しむことができるのはありがたい。
日常のクスっと笑える出来事を、『yukkoのお眼鏡』で綴り、『どうでも委員会』で語り、お家でニッコリ笑ってもらいたい。
♪My Favorite Song
とにかく笑えれば ウルフルズ