眼鏡越しの風景 EP2 ‐秋天‐
- 2019/10/12
- yukkoのお眼鏡
神戸市 ラジオネーム yukko さんから!
他に高槻市◯◯ちゃん、大阪市△△ちゃんからのリクエストで
Mr.Chirdren「Tomorrow never knows」
他に高槻市◯◯ちゃん、大阪市△△ちゃんからのリクエストで
Mr.Chirdren「Tomorrow never knows」
歌のイントロにのせて始まったリクエストメッセージ。
曲紹介が終わると、音量がグっと上がる。
学生時代、いつも聴いていたラジオ。
パーソナリティに憧れ、ラジオのマネごとをカセットテープに録音していた。
雪が降る
雪が降る
寂しさを消さなければ雪になるよ
悲しく冷たい雪に
雪が降る
寂しさを消さなければ雪になるよ
悲しく冷たい雪に
小学4年生の私は、国語の授業でこんな詩をそっと提出した。
先生が、みんなの詩を匿名で黒板に書き出し、生徒たちはお気に入りの作品に投票していく。
「とても素敵ですね」と先生が褒めてくださった。
「誰の?誰の?」っとキョロキョロするクラスメイトたちをよそに、人知れずモジモジしていたことをよく覚えている。
言葉遊びをノートに書き溜めていたことは、誰にも内緒だった。
心の中を覗かれてしまうような気恥ずかしさと、おませで叙情的な自分を子供ながら、それを人に知られたなくなかったのかもしれない。
3月生まれ、体も小さく、動きもゆっくり、のんびり屋。
「いつも窓の外ばかり見ていた」と母は笑う。
それでも、小さな頭の中は空想と創造で、いつもいっぱいだった。
そして現在。私は4年前から歌うことを始めた。
歌うこと。
詞を書くこと。
曲を作ること。
ライブ構成を考えること。
ラジオでお話すること。
「人生はチョコレートの箱のようなもの・・・」
映画「フォレストガンプ」の名言が心に響く。
大人になった今でも、まだまだ楽しいことがたくさん待っている。
箱を開けても尚、なにが飛び出して来るのかわからないものなのだ。
ここにまた、新しく「エッセイを書くこと」が加わった。
幼い頃の机上の空想が、遅咲きながら少しずつ色づきはじめている。
♪My Favorite song
やさしさに包まれたなら 荒井由実