KTP一般ライターからの投稿記事です!
おにぎりや巻き寿司に欠かせない海苔。 普段何気なく食べている海苔が、どうやって作られているのか、生海苔の水揚げから乾海苔が出来上がるまでを調査してみました。 調査場所はJR須磨駅を南(海側)に出た後、浜辺沿いを西へ向かって徒歩5分の所にある「すまうら水産」です。
まず案内されたのは、工場の目の前に設置されている見上げるほど大きなタンクです。
タンクの上まで続くはしごを登ると、須磨海岸が目の前に広がっていました。防波堤の沖で、ちょうど生海苔を刈り取っている船が見えました。
その船で岸壁まで運ばれた生海苔は、太いホースを通って、タンクへとやってきます。
ここからの作業は、なっなんと全工程オートメーション!海水でよくもみ洗いをした後、荒ゴミを除去します。
次に、細かく裁断し、細かいゴミを除去します。さらに、細かく裁断した状態の生海苔を真水と混ぜ、海苔濃度を調節します。この工程で海苔の厚みなどを整えるそうですよ。
そして、巻き簾によく似た「海苔簾(のりす)」に海苔を充填して型取りし、いよいよ乾燥します。
この工程を実際に見て驚いたのですが、海苔を充填した後に海苔簾を上げて、軽く脱水。さらに、水分をスポンジで下から吸い取った後、乾燥機へ入れていきます。
乾燥機を通って出てきた海苔は、一枚ずつレーンに乗せられます。 十分に乾燥しているか、金属が混ざっていないか、型は隅々まで整っているかなど、厳しいチェックを受けます。
それらのチェックを通過した乾のりは、10枚1組として半分に折りたたまれ、さらに10組1束として紙帯を巻かれます。
ここまでのかかる時間は、およそ2時間45分。すごいですね。海苔漁のシーズンは12月中旬~4月位まで。その間、工場は24時間フル稼働しているそうですよ。
ところで、みなさんは「須磨一番海苔」をご存知ですか?文字通り、一番最初に収穫された生海苔を使ったもので、香りもよくとても柔らかで口当たりのいい海苔です。この日見せていただいた生海苔は、9番海苔。食べ比べをしてみたら…はっきりと違う歯応えに驚かされました。
そんなおいしい須磨海苔の購入方法は、3つあります。
その1、工場で直接購入する。
その2、すまうら水産直売所(JR須磨駅おりてすぐ)で購入する。
その3、ホームページから購入する。
工場見学については、海苔の収穫シーズン中であれば、いつでも出来るそうですよ。事前予約が必要ですので、下記へお問い合わせを。みなさん、ぜひ体験してみてくださいね。
【すまうら水産】 Tel:078-735-4200
〒654-0055 神戸市須磨区須磨浦通6丁目61
最新情報はこちらでチェックしてみてください★
【Facebook】すまうら水産
<投稿者プロフィール>
KTPネーム: すま子
生まれ育った街が大好きな神戸っ子。
1歳児の子育て奮闘中のママさん美容師です。