大正時代に神戸市の湊川公園に建てられた展望塔「神戸タワー」
神戸タワーは大正13年(1924年)に湊川公園に建てられて、新開地タワーや湊川公園タワーとも呼ばれていたという。
東洋一の高さを誇り、浅草の凌雲閣、大阪の通天閣とならんで、日本の三大望楼とも称されたともいわれている。
繁栄のシンボルとして
新開地は神戸一の繁華街として栄え、その中心湊川公園だった、そしてタワーからは神戸市内が一望でき、遠く紀淡あたりまで眺望できた。その高さ90mもあり、当初は飾り気のない姿だったが、昭和9年(1934年)からネオンをを輝かせる広告が掲げられるようになったという。
戦前から戦後にかけてシンボルとして活躍した神戸タワーだったが、昭和43年(1968年)には建材の老朽化によって倒壊の恐れがあるということで撤去されたという。
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— 今昔絵語 (@konjaku_photo) 2017年1月23日
神戸ポートタワーの開業
神戸ポートタワーは 昭和38年(1963年)に構造的に優れたパイプ構造によって総工費は1963年当時で約4億5千万円で建設された。全高108mの塔頂部周囲には「PORT OF KOBE」のネオンサインを配し名実ともに昼夜を通じて港街「神戸」のランドマークとなった。
2つのタワーが存在していた期間
神戸ポートタワーが開業した昭和38年(1963年)から、神戸タワーが昭和43年(1968年)に撤去されるまでの約5年間、神戸には2つのシンボルタワーが存在していたことになる!
神戸タワーの跡地
神戸タワーの跡地となる神戸市兵庫区の湊川公園では、神戸タワーを模した高さ8メートルのカリヨン時計塔が建っている。
神戸ポートタワーについて
神戸ポートタワーは神戸市中央区の中突堤にある港町神戸のランドマークタワーとして人気の観光スポット
所在地:神戸市中央区波止場町2-2
入場料:大人 700円 子供 300円