震災の被害で移築された大観覧車
デートを楽しむカップルや家族などで賑わっているモザイクにある大観覧車、特に観覧車から見る夜景は神戸らしい風景が見れて、何度見ても飽きさせない!
そんな人気スポットの大観覧車だが、実は震災で壊滅的被害を受けたAOIAから移築されて来たものだった!
AOIAとは?!
1991年にオープン。当時は、遊園地で翌年の7月1日にウォータースライダー式のプールをオープン。ウォータースライダーは50本(世界最大)、周りを流れるプールは全長740m(日本最長)という大規模施設だった。神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー)のマリンパーク駅から至近距離に位置していて交通の便は良かった。
ウィキペディア(Wikipedia)
テレビCMではダチョウ倶楽部がCMキャラクターであった。また映画「大失恋。」のロケ地としても使用された。
5,000円という高額の入場料ながらも、年間およそ200万人の人出で賑わう関西を代表する人気プールだったが、1995年1月17日の阪神・淡路大震災で壊滅的被害を受ける。復興には莫大な費用を要することが判明したため営業再開を断念、被害を受けたそのままの姿で放置されたまま閉鎖された。
面積が約580万平方メートルもあり、駐車場が1200台もの収容ができた、超巨大なテーマパークとして誕生したテーマパーク「AOIA」ウォータースライダーの人気は夏季のみの2ヶ月間の営業で60万人もの人で賑わった。
1993年には屋外遊園地「ダイナバーン」が完成、観覧車、ツインドラゴン、トップガン、ウエープスインガーなどの施設に、1周20分のクルーズが楽しめるクルージング船が入る運河まであったという。
「ダイナバーン」の開業した1993年7月から1995年1月17日までのわずか1年半ほどの期間でしたが、世界で初めてイルミネーション機能を搭載した観覧車として、ダイナバーンのシンボルマークとして大活躍していたようです。
「AIOA」営業再開を断念
1995年1月17日阪神淡路大震災で壊滅的被害を受けたAIOAは復興するのに莫大な費用が要すると言う事で営業再開を断念し、被害を受けたそのままの姿で放置されたまま閉鎖された。
モザイクガーデン開業
1995年12月14日モザイクガーデンが開業、神戸港に面した商業複合施設MOSAICの南側で入場無料のミニ遊園地で、阪神淡路大震災の復興のシンボルとしてオープン、
大観覧車は「AIOA」からメリーゴーランド、ウェーブスィンガー、ミニコースターと共に移設されてモザイクガーデンにやってきました。
観覧車以外の全てのアトラクションの運行が終了
2012年5月6日には、モザイクガーデンの観覧車以外全てのアトラクションが運行終了。翌年2013年4月19日に神戸アンパンマンミュージアムが開業し、現在も神戸のシンボルとして活躍、周辺は観光客やカップルで賑わっている。
参考サイト
モザイク大観覧車の概要
営業時間
11:00~22:00
料金
1人 800円(3歳以上有料)
0~2歳のお子様は無料
所在地
兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目6-1