【神戸の豆知識】神戸牛っていう牛は居ない!!
- 2019/1/9
- 神戸の豆知識
神戸牛の特徴
神戸の人ならみんなが知っていると言ってもいい神戸牛はサシ(脂肪)が筋肉の中に細かく入り、これが筋繊維と交雑して「霜降り」となっている。神戸牛のサシは他の和牛と比べ、人肌で溶けるほど融点が低く、あっさりとして胃もたれしにくいとう。
見事な霜降は血統
見事な霜降は血統によって生み出されていらしい。だから今も血統の純潔性を大事に守り続けられ、芸術とも言える「霜降り」はこの血統で生み出されているという。
肉の味は餌で決まる
但馬地方はよい草と変化に富む牧草に恵まれ、水は硬水でラジウムが多く、山草には肉牛が育つのに必要な薬草が含まれいるという。
動物質性飼料などは一切使わず、いい水と大麦やふすまなど自然のものを成長の段階にに合わせて与える。熟練した農家だからこその細心の心配りと経験を生かして育て上げられるという。
参考:神戸元町辰屋
神戸牛の希少性
神戸牛として、認められる牛は、年間で約3,000頭で、日本全国で食べられる牛肉全体のわずか0.06%くらいしかないという。
しかも、牛を神戸牛として育て上げるのに、約2年半かけて飼育する必要があり、飼料も一頭ずつ手作業で管理し、美味しい神戸ビーフとして育てる必要がある。
しかしながら、大切に飼育されたからと言って、必ず神戸牛として認められるわけではなく、神戸牛の希少性はかなり高いといえる。
参考:【日本全国‼】極上ブランド牛肉の種類や特徴
“生きている” 神戸牛はいない
神戸牛(正式名称は”神戸肉”or”神戸ビーフ”)は出荷の際に神戸肉流通推進協議会がその生育環境、血統、肉質などにおいて厳しい基準を満たした但馬牛に与える名誉ある称号だという。日本三代和牛の中でも、一番厳しい審査基準をクリアした但馬牛が、神戸牛として名乗ることができるのという。
参考:神戸牛観光倶楽部