王子動物園の「ポン」(メス)が大牟田市動物園に移動
ポンは2011年から神戸市立王子動物園で暮らしていましたが、王子動物園では、公益財団法人日本動物園水族館協会によるアムールヒョウ管理計画に基づき国内繁殖に取り組んでおり、この度、同計画に基づき、「ポン」(メス)が大牟田市動物園に移動するという。
今回の移動は繁殖が目的ではなく、同園内での他固体の繁殖を促進するためのものだという。
移動日
平成30年12月27日(木曜)
※移動については非公開となります。
「ポン」(メス)について
アムールヒョウ「ポン」(メス)10歳
2008年(平成20年) 11月12日広島市安佐動物公園生まれ
2011年(平成23年) 1月26日神戸市立王子動物園に来園
他の飼育個体
「アニュイ」(オス)10歳
2008年(平成20年) 10月12日イギリス Wildlife Heritage Foundation生まれ
2011年(平成23年) 2月24日福山市立動物園に移動
2015年(平成27年) 12月15日広島市安佐動物公園に移動
2018年(平成30年) 11月15日神戸市立王子動物園に来園
「セイラ」(メス)3歳
2015年(平成27年) 4月8日神戸市立王子動物園生まれ
アムールヒョウについて
ロシアの極東部沿岸周辺の森林地帯に生息しているヒョウの中では最も北に生息、高いところを好み、木登りが得意な動物だという。
森林伐採や毛皮目的の乱獲により野生下では約50頭しか生息していないといわれており絶滅寸前の種である。そのため、IUCNレッドリストでは絶滅危惧IA類(CR:最も絶滅に近いカテゴリ)にカテゴライズされ、ワシントン条約(CITES)では附属書Iに掲載されてる。