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カテゴリー:特設コーナー
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Mop20:表と裏
よく言われることですが、人には裏と表がある。 出会って間もない頃は、表の部分しか見えないことが多くて。 しばらくすると、不意に裏の一面が見えてきたりする。 そして、この裏というのは、マイナスなことをさすことが多い。 す… -
眼鏡越しの風景EP41-茫然-
桜の季節も終わり、新しいクラスにも慣れた頃、近くの自然公園へ春の遠足があった。その当時、おやつは300円まで。鉄板ネタのような「先生!バナナはおやつに入りますか?」と言うフレーズさえ思い浮かんできそうだ。程度の問題はあれ… -
眼鏡越しの風景EP40-道草-
「そっちから行ったらアカンのにぃー!」 ピカピカの小学1年生になった4月、入学から3日目にして集団登校から脱落した。 当時、新入生は通学に慣れるまで、上級生のお兄さん、お姉さん、その年に入学した同級生たちと集団登校する… -
眼鏡越しの風景EP39-音色-
音楽を始めるようになり、気づいたことがある。 街中ですれ違う“楽器を持つ人”が世の中こんなにも多いということ。 人混みの地下街や、大通りのアーケード、駅や電車のホームにも、気づくと私の中のミュージックセンサーがロックオ… -
Mop19:2歩
「一歩ずつ」というのが好きです。 だけど、時に二歩進むと、 想像を超えた景色が待っていたりします。 間違えたと思ったら、一歩下がる。 それでも、元の場所とは違う場所にいることになる。 最近、また一つ分岐点を過ぎ… -
眼鏡越しの風景EP38-春光-
子供の頃、この時期になると家に七段飾りのお雛さまが飾ってあった。 私が小学1年生の時に弟が産まれ、産後の母は自宅2階で赤ちゃんと寝ていることが多かった。ある日、学校から帰ると、玄関扉を開けてくれたのは、見知らぬおばちゃ… -
眼鏡越しの風景EP37-朝風-
以前より出勤時間が遅くなり、朝は少しゆっくりとなった。 毎朝よく見かける、磨き上げられた革靴を履くシュッとしたサラリーマンや、流行りのブランドバックにハイヒールのお姉さんを自転車で追い越して行くこともなくなった。 過ぎゆ… -
眼鏡越しの風景EP36-名前-
『ゆっこちゃん』『ユッコちゃん』小さい頃からずっとこう呼ばれている。 音楽活動をしている今は『yukko』と呼ばれることが多くなった。 本名は『由紀子』 この人生において私を『由紀子』と呼ぶ人はいなかった。役所や銀行、… -
Mop18:ときに冷静に
寒い日々が続いています。 本当、寒すぎるので、外で暮らす動物や、お年寄りの方々が心配です。 どうか、暖かくしてお過ごしください。 ゆっくり春を待つ。 暖かい珈琲が、いつもより美味しくて。 日中の日差しがまあるくて。 冬… -
眼鏡越しの風景EP35-横顔
歩く時。 ごはんを食べる時。 手を繋ぐ時。 あなたにとって居心地のいいのはどちら? 右側? 左側? はたまた 誰かの隣? 学生時代の親友は必ず私の左側に居た。大学の構内でも、街中でも。 たまたま右側に来てしまって…